セットで人の顔を覚える病

子供のころから人の名前や顔を覚えるとき、似ている2人セットにしてしまう。
理由はそうすると、覚えやすいからだ。

たとえば、クラスにぽっちゃり系のA君B君がいたとしよう。

この2人は「ぽっちゃり」という共通点があるため、

 俺フィルターを通すと、セットになってしまう。

そしてこの共通点はわたしの中でハッシュ化され、

A君を検索するときは、このハッシュが参照されて、

A君、B君が抽出されるという算段だ。

このように、ある共通点でカテゴライズすることで、

そのカテゴリのキーで検索をかけることによって、

人の顔を覚えている。

28歳というこの歳になっても、いまだに同じ方法で覚えている。

ただ、ぽっちゃり系がA君、B君、C君と3人いた場合は、

残念ながらC君はあまり思い出せなくなってしまう。

もしくは3人の検索効率のパフォーマンスそのものが落ちてしまう。

問題である。

1カテゴリにつき推奨されるレコード数は2つなのだ、

これを超えると、安定したスペックは期待できない。

特に解決しようとは思っていないが、ゆゆしき問題だ。

子供時代は、クラスにぽっちゃり系はたまたま2人しかいなかったし、

共通点がある人なんて、クラスに2人程度しかいなかったし、

付き合いが長くなると、

セットで覚えなくても、そのうち覚えてるし。

そもそも、覚えてなくても、怒られないし。

この問題は社会に出て、

社外打ち合わせをするときに大いに弊害となった。

なぜなら、社外の人はよっぽどの特徴が無いかぎり、

その会社というキーでカテゴライズされてしまうからだ。

一回目の打ち合わせでは、名刺くれるのでなんとか大丈夫だが、

2回目以降はほんと無理。

なので、名刺や打ち合わせのノートには、

初めて会う人の似顔絵を描いて、

顔と名前をあわせようとしている。

絵はうまくないので、大体は失敗するけど。

 

薄い顔の人はほんと駄目ですね(怒)
 


何が言いたいかというと、人の顔を覚えていると、

仕事にも役に立つし、相手にも喜ばれるので、いいことがあるよ。

ということでした。